どうも。
適応障害からうつになり、広告代理店を退職をしたメイ子です。
私は難病もあり、最近障がい者手帳も取得しました。
退職すると、時間に余裕はできますが、将来への心配がありますよね。
私の場合、次の転職先を決めず、辞めてしまったので、体調が良くなってくると自分は次に再就職できるのだろうか…という不安でいっぱいでした。
そこで、私は自治体の制度を使い、就労移行支援施設に通うことにしました。
今回は私が実際に通ってみた体験から、就労移行施設ってどんなところで、どんな支援が受けることができるか紹介していきたいと思います。
精神疾患で社会復帰に不安のある方への参考になれば幸いです。
就労移行支援事業所とは?
障害のある人へ一般企業への就職をサポートする福祉サービスです。
私の通う事業所では、就労を目指し、それぞれの目標に沿った勉強を行っています。
通える期間は原則2年で、利用料は前年の世帯所得によって異なります。
ちなみに私は利用料0円で、交通費も負担なしで通っています。
職業訓練と就労移行支援施設はどう違う?
私は退職後はデザインを学びたかったので、職業訓練に通うことを検討しました。
ただ、普通の方の退職と違い、精神疾患を患ってしまった上での退職かつ難病持ちだったため、そもそも外出することに不安がありました。
ハローワークで申し込みできる職業訓練は、基本的に平日は毎日通わなければなりません。
対して、就労移行支援事業所は自分の体調に合わせて少しずつ通所日数を増やしていき社会復帰への練習ができるところがメリットだと思い通うことに決めました。
通う日数の取り決めは事業所によって異なりますので、確認してみてください。
障がい者手帳無しでも通えるの?
私がはじめて就労移行支援施設を訪れた時は、手帳は持っていなかったのですが、
「自立支援医療受給者証の提示のみで通所は可能だよ」
と職員さんから言われました。
本申し込みをする際、自治体に福祉サービス受給者証を発行してもらい、無事通所が決まりました。
実際にどんなプログラムがあるの?
私の通う就労移行では、多くの方が事務職を目指して勉強しています。
事務職といっても様々で、英語が得意な方は貿易事務、数字に強いかたは経理などの勉強をされているみたいです。
また、デザインの講座やプログラミングの講座も開かれているので、自分の興味に沿ったものが学ぶことができます。
受けれる内容は、通う就労移行支援事業所によってかなり異なるようなので、HPを比較したり、見学に行ったときに質問してみると良いと思います。
就労移行支援に通えばWEBデザイナーになれるのか?
私の通っていたところに限っていうと、事業所の授業内容だけでデザイナーになるのはかなり難しいかと思います。
教えてもらえるのはillustratorやPhotoshopの基礎的な使い方でした。
デザイナー向けの就活については情報が無く、実務に近いレベルの演習はほとんどありません。
なので、空き時間に自分でポートフォリオ制作をしたり、追加で勉強をするのは必須という感じです。
ただ、人とデザインを通じてコミュニケーションをとる機会ができるのは貴重だと思います。
家で引きこもっていると作業は捗りますが、自分の得意なテイストに偏りがちで、同じ題材で制作物を作って、人と比べてみると自分では気づかなかった表現方法が見えてきたりするので勉強になります。
私は就労移行支援事業所で基本を学び、定期通所もできるようになったので、今後はより専門的な知識を学ぶため職業訓練に通う予定です。
良い!と思った就労移行支援をまとめてみた
私が就労移行支援に通う時に合う事業所を探したのですが、情報が見つかりにくく、とても困ったので、調べてみていいなと思った事業所をまとめてみました。
気になった方はそれぞれの事業所のHPを見てみてください。
デジハリが0円!?デザインがしっかり学べる就労移行支援《東京》
デジタルハリウッドという有名なオンラインスクールと提携している就労移行支援です。
通うとデジハリのWEBデザイナー講座(約32万円分)が0円で学べます。
関西住みなので、ここは通えないのですが、めちゃくちゃ羨ましいです…。
通う条件としては、離職中で東京(渋谷か秋葉原)に通える、障害があり働く意欲のある18歳から65歳までの人です。
手帳の有り無しではなく、自治体から受給者証が発行してもらえれば通えるそうです。
※定員がいっぱいになると、他の就労移行支援事業所等へ紹介になる可能性があるのでお早めに。
障害者専門のIT・Web就労支援サービス【atGPジョブトレIT・Web】
ドローンの操縦が学べる!就労移行支援事業所DREAM《大阪》
CADコースやWEBクリエイターコース、ドローンパイロット資格取得コースといったユニークな講座が多めの就労移行支援事業所です。
一人ひとりの関心に沿った計画を作ってくれるようです!
就労に関する相談会も行われているみたいなので興味のある方は利用してみてください。
利用条件は特に書かれていなかったのですが、手帳無しでも通っている方がいるとのことでした。
交通費&ランチ助成あり!一人ひとりに合わせたサポート体制《首都圏》
こちらの就労移行支援は事業所数が多く、首都圏に42箇所あります。
首都圏の方は通いやすいかと!
また、就労移行に長い期間通っていると、交通費や昼食代は負担になるので、交通費やランチの助成があるのは魅力的ですね。(私が通っているところも交通費が出るのでとてもありがたいです…)
コミュニケーションスキルやストレス耐性を身につけるトレーニングに力を入れているみたいなので、少しずつ社会復帰していきたい方には良いのかな?と思いました。
障がい者の就職を支援する就労移行支援事業所 Cocorport(旧社名:Melk)就労移行支援を上手に使って、再就職への第一歩に
「就労移行支援に通えばすぐに再就職できるか?」といわれると難しいかもしれません。
あくまでも、社会復帰のための練習という感じでした。
ただ、障害があって一人で就職活動をしていくことが不安な人にとっては、うまく活用すればすごく良い場所だと思います。
私は就労移行に通ったことで、退職後不規則だった生活から、会社に通うための生活リズムを取り戻せたことは良かったな~と感じています。
この記事が誰かの参考になっていれば嬉しいです。
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